地域戦略について

Q1. なぜ首都圏以外の地域への投資を行うのですか？

わが国の現在の経済環境においては、特定の地域の経済情勢、不動産市場動向に依存した場合のリスク及び収益性を考慮すると、東京都を中心とした首都圏における投資のみならず、首都圏以外の地域における投資についても、相当の合理性があるものと考えております。なぜならば、投資地域について一定の分散を行うことにより、特定の地域の経済情勢、不動産市場動向等がポートフォリオ全体の収益状況に及ぼす影響は平準化し、中長期に比較的安定した収益性を確保することが可能になると考えているからです。また、投資地域について一定の分散を行うことにより、地震等の地域的な自然災害等がポートフォリオ全体に及ぼすリスクは低減するものと考えております。

Q2. 地域の分散について、基準はあるのですか？

首都圏への投資を全体の 50%以上とすることと、1地域経済圏あたりへの投資を全体の3分の1以下とすることとしております。（なお、本指標については、安定収益の確保に資する運用資産でかつポートフォリオ構成上必要な運用資産を取得する場合等においては、一時的に超過する場合があります。）
その範囲の中で、中長期にわたり比較的安定した収益を確保する観点から優良と判断できる不動産を対象として、特定の地域に特化せずに投資を行って参ります。

Q3. 首都圏以外の地域への投資リスクをどのようにお考えですか？

東京を中心とする首都圏に経済集中が進む傾向が見られる現在の状況では、首都圏以外の地域に過大な投資を行うことは、収益の安定性の観点からリスクがあると考えることができます。しかしながら、不動産は個々の特性が強いことから、一概に首都圏の物件は良くて、首都圏以外の物件は良くないとはいえないとも考えております。
首都圏に所在するか、首都圏以外に所在するかにかかわらず、当該不動産が「本源的価値」を有するかどうか、収益の安定性の観点から比較的投資リスクの低い不動産を選別したうえで、投資を行っていく考えです。

Q4. 海外不動産の取得を行う予定はありますか？

現在、本投資法人では、海外不動産等の資産の取得を行う予定はありません。